なぜ鍼を受けてみたいのですか?
「鍼…興味あるけどちょっと怖いな」
「痛いのかな…?」
私の感覚だと、現場で毎日鍼をやっていて初めて鍼を受けるという方はおよそ4割くらい。
厳密にカウントした訳ではないので、あくまでも体感ですが。
その中でも積極的に「鍼を受けてみたい」と思って受ける方はかなり少数派😅
鍼灸師としては寂しいことではありますが、それが現状だと思っています。
鍼灸院なら鍼しかありませんが、接骨院なら鍼は絶対やらないといけないものではないから。
では「受けてみたい」という方は、なぜそう思ったのか?
効きそうなイメージがあったのでしょうか?
おそらく「問診の時に担当の先生から『鍼をやってみましょう』と提案されたから受けた」という人がほとんどなのだろうと思います。
痛みや痺れに効果的ですよとか、筋肉の硬さを和らげるにはいいですよといった説明を受けて「じゃあやってみようかな」という方がほとんどなのでは?と思っています。
それ以外で、最初から自分の意思で「やってみよう」という方はほぼ見たことがありません。
考えてみたら当たり前ですよね😅
【「こうなりたい」という理想の状態はありますか?】
鍼に限らず、どんな施術でも目的があります。
例えば鍼なら、
- 動きの改善
- 血流改善
- 痛みを軽減する
- 筋緊張の軽減
- 副交感神経を優位にする
など。
重要なのは、それらの施術を受けることで「あなたがどうなりたいのか」ということ。
- いまの痛み・辛さを何とかしたいのか
- そもそも「何とか」とは何か
- 一時的にでも楽になればOKなのか
- 楽な状態が継続するようにメンテナンスもするつもりはあるのか
- これ以上悪くならないように、現状維持すれば良いのか
目的は人によって色々あるでしょう。
興味本位で『一度施術を体験してみたい!』というのは悪いことではないし、それによって少しでも辛さが軽減すれば良いです。
ですが、一度の体験で得られるものはそう多くはないでしょう。
施術の効果も一度受けたら永遠に続くものではありません。
一度の施術で今までの痛みが一気に0になったとしても、それはおそらく一時的なもの。
「最終的にこういう体の状態になりたい」という目的があるなら、その目的の状態にするにはこの施術がこのくらいの期間、このくらいのペースで受ける必で…というプランが必要だと思います。
【よくある質問】
現場で鍼をやっていてよくある質問。
Q:「鍼って痛いですか?」
A:「痛みゼロではありません」という言い方をするようにしています。
なぜなら「痛いかどうか」は人によって差があるから。同じ程度の刺激でも「痛い」と思う人もいれば思わない人もいます。
その人の痛みの感受性がどうなのかは見ただけでは分からないので、そう答えるようにしています。
Q:「鍼初めてで、ちょっと怖いんです…」
A:これはすごくよく分かります。
初めてのことで「どんな感じなのか想像もつかないので不安」という方はよくいます。
あまりにも恐怖心が強すぎて全身が緊張で強張っているような人には「やらない方がいいですよ」と正直にお伝えするようにしています。
テレビとかで大袈裟に「ギャー!」「痛いー!」みたいなイメージがある方も多いから、怖くなってしまうのは納得はできます😅
ただ施術する側としては、そういう人の方がやりやすいです笑
「怖い、痛い」というイメージを持っている人ほど、
実際にやってみると「あれ?全然大したことないじゃん」というリアクションをされる方が多く、むしろファンになってくれることも多いように思います。
Q:「鍼って効きますか?」
A:これも質問したくなる気持ちはよく分かります!
効果が出るかどうか分からないものに、時間やお金を使って大丈夫なのかという不安は誰しもあると思います。
- もし思っていたような効果が出なかったら…?
- 却って悪くなっちゃうかも…?
なんて考え出すとキリがなくなってしまう😅
結論から言うと「効きます!」です。
ただ、効果の出方は人それぞれなので、例えば100あった痛みが一発で0になるかと言われたらそれは難しいと思います。
ただ、回数を重ねて段階的に0にすることは可能だと思っています。
【見切りをつけるかどうかの線引き】
新しく挑戦したとしても、全てがうまくいく訳ではありません。
そこで重要なのが「どこで撤退するか」の線引きだと思います。
まずはあなたが「あなた自身の体をどのような状態にしたいのか」という目的があるのかどうか。
あるとすれば、それが達成できているのかどうか。
そこが重要です。
目的が達成できていなければ基本的には継続するのですが、これはあくまでも「施術後に改善している」事が前提となります。
施術を受けるペースや回数にもよりますが、何度か受けてみて施術後に改善していない場合は撤退を考えて良いと思います。
【まとめ】
今回は「初めて鍼を受ける人へ」ということで書いてみました。
これを書いた目的は、不安を解消するというよりは「一度受けてみた方が早い」ということを言いたかったのです。
逆に言うと、結局は受けてみないと分からないのです。
「百聞は一見に如かず」と言いますが「百見は一体験に如かず」だと思っています。
ましてや痛みや辛さがあるのなら尚更です。
最初はみんな初めてです。
まずはやってみましょう😆
全てはそこから始まるはず♪


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